結論:セミナー・ウェビナーの表紙の次は、挨拶や経歴より先に、受講生の「驚きの結果」から始めます。
順番は、①受講生の驚きの結果 → ②講師の短い紹介 → ③「想像してみてください」 → ④このセミナーで手に入るもの → ⑤最後まで見た人の特典、の5つです。
くわしい自己紹介は、冒頭3分が終わってから2回目に話します。
表紙のスライドはできたんです。
でも、その次に何を話せばいいのか、手が止まっちゃって……。
とりあえず「こんにちは、はじめです」と挨拶して、経歴を話すつもりでした。
そこ、受講生さんの添削でいちばん多く直す場所です。
表紙の次は「え、すごい」と思わせる結果から。
挨拶と経歴は、そのあとで十分間に合いますよ。
こんにちは。
ワンウェビナーファネル®開発者の徳武輝彦です。
「セミナー 冒頭」で調べると、挨拶の例文やアイスブレイクのネタがたくさん出てきますよね。
会場の空気をほぐすなら、それも役に立ちます。
でも、個別相談や申込みにつなげたいセミナー・ウェビナーでは、話が少し変わります。
見ている人は、まだあなたに興味がありません。
「この話は自分の得になるのか」を、最初の数分で判断しています。
だから表紙の次に置くスライドで、最後まで見てもらえるかが決まります。
この記事では、受講生さんのウェビナーを添削してきた中で決まった「表紙の次に話す5つの順番」と、冒頭3分の視聴率の目安、直したあとの確かめ方までまとめます。
この記事の内容(目次)
セミナーの冒頭は、挨拶より先に「驚きの結果」を見せる
いきなり結果を見せるんですか?
まず自己紹介をしないと、失礼な気がするんですけど……。
見始めた人は、講師より「自分の得になる話か」を知りたがっています。
先に受講生の結果を見せて「どうして?」と思わせ、自己紹介はそのあとに回します。
セミナーを見始めたばかりの人は、話し手にまだ興味がありません。
気になっているのは「この話を聞くと、自分は得をするのか」と「この人は信用できるのか」くらいです。
そこで私は、表紙のすぐ後に受講生のビフォーアフターなど「驚きの結果」をドンと出すよう伝えています。
「え、そんなことが起こるの? 私もなりたい」と思った瞬間、頭の中に「どうして?」という疑問が生まれます。
その疑問が、続きを見る理由になります。
受講生さんにはよく、キャッチボールにたとえて話します。
相手が受け取る構えをしていないうちにボールを投げても、取ってもらえません。
保険に興味のない人に、保険の機能や他社との比較を熱心に話しても聞いてもらえないのと同じです。
先に結果と欲しい未来で「心の窓」を開けてから、深い話を入れます。

挨拶をまったくしない、という意味ではありません。
表紙の次の自己紹介は、職業と簡単な肩書きくらいの一言にして、すぐ結果の話へ進みます。
人となりが伝わる自己紹介は、冒頭3分が終わってからの「2回目」に話します。
ここがポイント表紙の次は、挨拶でも経歴でもなく「驚きの結果」。疑問が続きを見る理由になる
冒頭3分で半分近くが離れる。表紙の次の数枚で勝負が決まる
冒頭って、そんなに大事なんですか?
本題のほうが中身は濃いのに……。
冒頭3分で半分近くが離れるのは珍しくありません。
本題まで見てもらえるかは、表紙と次の数枚でほぼ決まります。
録画のウェビナーの視聴率をグラフで見ると、ほとんどの動画で最初の3分がいちばん大きく落ちます。
冒頭で7割ほどが離れることも、珍しくありません。
15人ほどの小さな数字の例では、最初の3分以内に6〜7割が離れていました。
目安は次のとおりです。
最初の3分で半分ほど残っていれば、個別相談はたくさん入ります。
最後まで2〜3割、できれば3割以上が残っていれば合格ラインです。

せっかく広告費をかけて集めても、最初の3分で5割が離れると考えておくくらいがちょうどいいです。
だから表紙のタイトルとサブタイトルは、ウェビナーが完成する直前まで磨き続けます。
サービスの特徴ではなく、見込み客の得になる言葉に変えておきます。
冒頭で離れる理由は、大きく2つです。
1つは、開始1分で「自分向けではない」とズレを感じさせること。
もう1つは、情報が多すぎて「何の話なのか」「いつまで続くのか」と考えさせることです。
挨拶と経歴から入る冒頭は、この2つを同時に起こしやすいんです。
ここがポイント勝負は最初の3分。半分残せるかどうかは、表紙の次の数枚で決まる
表紙の次に話す5つの順番
じゃあ、表紙の次は具体的にどんな順番で並べればいいですか?
①受講生の驚きの結果、②講師の短い紹介、③想像してみてください、④手に入るもの、⑤最後まで見た人の特典、の順です。
受講生さんのスライドを添削するときは、表紙のあとをこの5つの順に並べ替えてもらっています。
ここまでがだいたい冒頭3分です。

- 受講生の驚きの結果
「え、すごい」と思う結果を、1〜3人ぶんビフォーアフターで見せる - 講師の短い紹介
「それをしているのが私です」と、結果に直結する実績だけを軽く言う - 想像してみてください
見込み客が欲しい未来を3つほど想像してもらい、「なぜ?」の空白を作る - このセミナーで手に入るもの
数字や期間を入れて、強めの言葉で約束する - 最後まで見た人の特典
「最後まで見た人だけ」と案内する。予約や診断の話はまだしない
このあと「今から始まります」と区切って、「なぜそれが必要なのか」の本題に入ります。
悩みのパートや2回目の自己紹介は、ここから先です。
冒頭3分は「聞く理由」を作る時間、本題は「納得してもらう」時間と分けて考えると、並べ方に迷いません。
なお、表紙そのものには講師の名前より見込み客にとって有益な情報(欲しい未来)を出します。
表紙と2枚目は、「この動画を見るべきか」を判断される場所だからです。
ここがポイント冒頭3分は「聞く理由」を作る5枚。本題と自己紹介②はそのあと
①受講生の結果は1〜3人。一人ずつビフォーアフターで見せる
受講生さんの声はたくさんあるので、10人くらい並べたいです。
多いほうが信用されますよね?
冒頭は1〜3人に絞ります。
1人ならミラクルな話を、3人なら「みんなすごい」と思わせ、4〜5人になると間延びします。
冒頭の体験談は、話のきっかけです。
「なぜそんなことが起きたのか、知りたい」と思ってもらえれば役目は終わりです。
だから人数は、いちばん見せたい1人が理想で、多くても3人までにします。
見せ方にもコツがあります。
- まとめて見せず、一人ずつ
「この人はこうなった」「この人はこうなった」と続けると、「おー、すごい」となってから「つまりこういうことです」とつなげやすい - 売上など分かりやすい成果を選ぶ
ちょっとした変化では、そのあとの話を聞こうと思ってもらえない。数字は大きいほうを使う - ターゲットに近い人を選ぶ
見込み客が「自分と同じだ」と思える人の結果ほど効く - Afterをいちばん目立たせる
Beforeは青っぽい色、Afterは白か黄色。スライドの文字は最小限にして、説明はメモ欄のセリフへ
結果は「売上が上がった」だけでなく、その人の身に起こったことまで具体的に書くと強くなります。
たとえば食事や体質の講座なら、「花粉の時期になっても涙が一滴も出ない」「普段何を使っているのと聞かれるほど肌がきれいになった」のような書き方です。
「信じられないけれど、そんなことが起きるなら」と思える具体さを目指してください。
逆に、序盤に体験談を見せ続けると「いつもの体験談の押し付けだ」と感じられて、視聴率が落ちる心配があります。
残りの体験談は、本題の途中や最後に回せば無駄になりません。
ここがポイント冒頭の体験談は「話のきっかけ」。1〜3人を一人ずつ、Afterを大きく
②講師の紹介は短く。「それをしているのが私です」でつなぐ
結果のあとに自己紹介ですよね。
ここで経歴をしっかり話してもいいですか?
ここは「それをしているのが私です」と、結果に直結する実績だけを2〜3枚で。
経歴やつまずいた話は、冒頭3分のあとの2回目に回します。
受講生の結果を見せたら、「それをしているのが私です」とつなげます。
ここで話すのは、結果に直結する経歴だけです。
見込み客が知りたいのは「この人は話を聞く価値があるか」で、身の上話にはあまり興味がないからです。
添削でよく見かけるのが、海外での経験・現場での経験・出版の実績などが別々のスライドに散らばっている形です。
私は「1枚目から『うわあ、すごい、この人』と思わせたほうがいい」と伝え、最初の2〜3枚に実績をまとめてもらいます。
小出しにするより、一気に見せたほうが印象に残ります。
実績は、文字を並べるより写真やスクリーンショットのほうが早く伝わります。
写真は大きくして、肩書きや実績は絞ります。
店舗やスタッフがいる方なら、その写真や事業の年数、口コミの評価も立派な実績です。
人となりが分かる経歴、昔つまずいたこと、そこから立ち直ったきっかけ。
こうした話は、「今から始まります」のあとの2回目の自己紹介で、スライド2〜3枚を使ってじっくり話します。
2回に分ける理由と型は、セミナー・ウェビナーの自己紹介は2回に分けるにくわしく書きました。
ここがポイント冒頭の講師紹介は「結果をつくったのが私です」だけ。身の上話は2回目へ
③〜⑤「想像してみてください」で、なぜ?を作ってから本題へ
「想像してみてください」って、よく聞きます。
あれは何のために入れるんですか?
見込み客の頭に「なぜ?」という空白を作るためです。
空白があると人は埋めたくなるので、本題を聞く理由になります。
実績を見せたあとに入れるのが「想像してみてください」です。
見込み客が欲しい未来を、3つほど想像してもらいます。
私の添削では、お金の話2つと気持ちの話1つくらいの組み合わせにすることが多いです。
たとえば相続の講座なら、こんな形です。
「もし、何億円もかかると言われていた相続税がゼロになったら?」
「家賃収入が、年に何千万円も入るようになったら?」
「家族が争わず、円満に相続できたら?」
いちばん最初に置く未来は、「見込み客に一言だけ言えるなら何と言うか」を基準に選びます。
「うわ、欲しい」が続くくらい強い言葉にしてください。
2つ目には、メインの約束とは別の種類の嬉しさを置くと、嬉しさが掛け算になります。
そのあとの「このセミナーで手に入るもの」は、短くしないでください。
「これだけです」と軽く書くと、「それなら別にいいかな」と思われます。
数字や期間を入れたビッグプロミスに、「さらに」の別のベネフィットも足して、トイレにも行かずに1時間見切ったほうがいいと思わせる強さを目安にします。
この約束の言葉は、最初に決めたビッグプロミスの言葉にそろえておきます。
最後が特典の案内です。
「そろそろ止めて家事に戻ろうかな」と思っている人に、「最後まで見るとこれがもらえる」と伝えます。
このとき「予約した方に」「診断を受けた方に」と言うと、「結局、営業の話か」と身構えられます。
冒頭では「最後まで見た人だけが無料で手に入れるチャンスがある」とだけ案内し、予約の話は最後まで取っておきます。
ここがポイント「想像してみてください」で空白を作り、特典で最後まで見る理由を渡す
冒頭を直したら、視聴率と個別相談の声で確かめる
冒頭を並べ替えてみたんですが、視聴率が下がったように見えて……。
元に戻したほうがいいですか?
見た人が十数人のうちは、偶然で上下します。
今の3倍くらいの人数がたまってから比べてください。
作る段階では、見込み客がどこまで分かってくれるかは読めません。
なので、いったん冒頭を決めて流し、視聴率が落ちる場所を見ます。
個別相談に来た人が「あの説明が分からなかった」と言えば、そこが直す場所です。
視聴が14件ほどでは、サンプルとは言えません。
今の3倍くらいたまってから傾向を見ます。
それでも冒頭の約3分で大きく落ちているなら、スライドを大胆に変えてみる価値があります。
直す前に、次の表で今の冒頭を見比べてみてください。
| 見るところ | こうなっていたら直す | こう直す |
|---|---|---|
| 表紙の次 | 挨拶・経歴・今日の流れから始まる | 受講生の驚きの結果を先に出す |
| 体験談の人数 | 4人以上並んでいる | 1〜3人に絞り、一人ずつ見せる |
| 講師の実績 | 別々のスライドに散らばっている | 最初の2〜3枚にまとめる |
| 身の上話 | 冒頭で長く話している | 2回目の自己紹介に回す |
| 手に入るもの | 一言で短く終わっている | 数字・期間入りの約束+「さらに」 |
| 特典の案内 | 冒頭で予約や診断に触れている | 「最後まで見た人だけ」と案内する |
視聴率の見方と、どこから直すかの順番は、ウェビナーの視聴率を上げる方法にまとめています。
ここがポイント直したら、十分な人数がたまってから比べる。落ちる場所が直す場所
よくある質問
Q. セミナー・ウェビナーの冒頭は、何から話せばいいですか?
A. 表紙の次は、受講生のビフォーアフターなど「驚きの結果」から始めます。
そのあと講師の短い紹介、「想像してみてください」、このセミナーで手に入るもの、最後まで見た人の特典の順に進みます。
Q. セミナーの冒頭の挨拶は、いらないのですか?
A. 職業と簡単な肩書きくらいの一言で十分です。
人となりが分かる自己紹介は、冒頭3分が終わってからの2回目に話します。
Q. 冒頭で見せる受講生の体験談は、何人がいいですか?
A. いちばん見せたい1人が理想で、多くても3人までです。
4〜5人になると間延びするので、残りは本題の途中や最後に回します。
Q. まだ受講生の実績がないときは、冒頭に何を見せればいいですか?
A. 別の分野で出した成果を見せ、「今回の分野は初めてです」と正直に言ってもかまいません。
事業の年数や口コミ評価、取材や出版の経験も、「この人の話なら聞く価値がある」と思ってもらう材料になります。
Q. 冒頭3分で、どのくらい残っていれば合格ですか?
A. 最初の3分で半分ほど残っていれば、個別相談はたくさん入ります。
最後まで3割以上が残っていれば、とても良い動画です。
Q. 冒頭で特典を案内するとき、予約の特典だと言ってもいいですか?
A. 冒頭では「最後まで見た人だけが無料で手に入れるチャンスがある」とだけ案内します。
予約や診断に触れると「結局、営業の話か」と身構えられるので、予約の話は最後に取っておきます。
まとめ
- 表紙の次は、挨拶より先に受講生の「驚きの結果」
- 冒頭3分で半分残れば合格。勝負は表紙の次の数枚
- 順番は 結果 → 講師の短い紹介 → 想像してみてください → 手に入るもの → 特典
- 体験談は1〜3人を一人ずつ、Afterを大きく
- 講師紹介は「それをしているのが私です」だけ。身の上話は2回目へ
- 特典は「最後まで見た人だけ」。予約の話はまだしない
表紙の次に「こんにちは」から入るの、やめます!
受講生さんの結果を2人に絞って、一人ずつ見せてみますね。
勉強になりました!次は何を読めばいいですか?
冒頭3分が組めたら、次は2回目の自己紹介と、その前の悩みのパートです。
直したあとの数字の見方もあわせてどうぞ。
冒頭のあとの「2回目の自己紹介」を組みたいなら。7分の自己紹介を3分にしたら個別相談が入り始めた例と、そのまま使える型はこちら。
セミナー・ウェビナーの自己紹介は2回に分ける|冒頭は実績だけ、共感はヒーローズ・ジャーニーで3分
冒頭と中盤で、自己紹介の役割を分ける方法。
記事を見る →本題の入り口で悩みをどう扱うか迷っているなら。「こんなお悩みありませんか?」をウェビナーに入れるかどうかの判断はこちら。
「こんなお悩みありませんか?」はウェビナーにも入れるべき?LPとの違いと、悩みのパートの作り方
LPとウェビナーで、悩みの見せ方を変える理由。
記事を見る →冒頭を直した効果を数字で確かめたいなら。最初の3分で半分残す目安と、視聴率の見方はこちら。
ウェビナーの視聴率を上げる方法|最初の3分で半分残せば、最後まで3割が見てくれる
直したあと、どこまで見られているかを確かめる方法。
記事を見る →無料で視聴できます
表紙の次から個別相談まで。売れるウェビナーの全体の順番を見る
冒頭3分の5つの順番、なぜ必要かの本題、2回目の自己紹介、そして個別相談への誘い方。
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自分のセミナーの冒頭と見比べながら、順番を確かめてみてください。
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