結論:セミナー・ウェビナーの講師紹介スライドには、肩書きを並べるより、あなたがその技術にたどり着くまでにかけた「年数」と「お金」を全部足した数字を入れます。
大学や学校の費用、材料費、コンサル代、備品、学んできたマーケティングまで、間接的に使ったものもすべてです。
そのうえでウェビナーの終盤に、「この年数とお金を、短い期間で省略できます」と伝えます。
講座の値段は、その横に並べません。
講師紹介のスライドを作っているんですが、資格と経歴を並べるとなんだか地味で……。
「この人から習いたい」と思ってもらえる気がしないんです。
そこに、まだ使っていない数字があるかもしれません。
はじめさんが今の技術を身につけるまでに、何年と、いくらかけてきましたか?
それを全部足すと、講師紹介の見え方がガラッと変わりますよ。
こんにちは。
ワンウェビナーファネル®開発者の徳武輝彦です。
受講生さんのウェビナーを添削していると、講師紹介のスライドでよく同じことを伝えています。
それが、「これまでにかけた時間とお金を、全部足してください」という一言です。
多くの講師は、自分が積み上げてきたものを数字にしていません。
いちばん説得力のある材料を、使わないまま眠らせているんですよね。
この記事では、講師紹介スライドに入れる「かけた年数とお金」の数え方と、見せる場所をまとめます。
経験年数・延べ人数の出し方と、やってはいけない見せ方も載せました。
この記事の内容(目次)
講師紹介に入れるのは、肩書きより「かけた年数とお金の合計」
講師紹介って、資格や経歴を載せるものじゃないんですか?
経歴も載せますが、いちばん効くのは「かけた年数とお金の合計」です。
その大きさが、そのまま講座の価値として伝わります。
講師紹介のスライドというと、名前・資格・経歴・実績を並べる形が一般的です。
もちろん、それも必要です。
ただ、見ている人が知りたいのは「この人から習うと、自分に何の得があるのか」のほうなんですよね。
そこで効くのが、学びや開業にかけてきた年数と費用を、すべて合算した数字です。
あるペット関連の講座を添削したときも、私は「大学の費用から材料費、学んできたマーケティングまで、全部足してください」と伝えました。
年数と金額をまとめて見せると、見込み客はこう感じます。
「この人は、人生でこれだけ投資してきたんだ。それを3か月や6か月で手に入れられるのは、すごい」
資格の名前を10個並べるより、ずっと伝わりやすいんです。
| よくある講師紹介 | かけた年数とお金を入れた講師紹介 | |
|---|---|---|
| 見せるもの | 資格・肩書き・経歴の一覧 | たどり着くまでの年数と、使ったお金の合計 |
| 見込み客の受け取り方 | 「すごそうな人だな」 | 「これを短い期間で手に入れられるなら、得だ」 |
| 講座の価値とのつながり | 伝わりにくい | そのまま講座の価値になる |
たとえば、習得に10年かかった方法があるとします。
受講生は、それを半年〜1年で身につけられる。
自分が通った学校や費用をすべて足すと、たいてい大きな金額になります。
その年数とお金を、受講生は大きくカットできる。
これが、期間とお金の面から講座の価値を伝える見せ方です。

ここがポイント講師紹介の主役は肩書きではなく、「かけた年数とお金の合計」
合計には、直接払ったお金だけでなく、たどり着くまでのすべてを入れる
私が払ったのは、資格の講座代くらいなんです。
それだと、たいした金額にならなくて……。
講座代だけで数えるから小さくなります。
その技術にたどり着くまでに、間接的に使った時間とお金も全部入れて、総額で出します。
ここで多いのが、「直接その講座に払ったお金」だけを数えてしまうことです。
それでは、本当に積み上げてきたものの一部しか伝わりません。
私がウェビナーの添削で使っているチェックリストには、こんな項目があります。
「◯◯年と◯◯万円には、自分が間接的に費やしてきたすべてを入れているか」
見込み客が同じことを自力でやろうとしたら、それだけの時間とお金がかかる。
そう実感してもらうための材料だからです。
書き出すときは、次のような項目を1つずつ思い出してみてください。
- 学校・大学・資格の費用
その分野に進むために通った学校も入れます - 材料費・道具・備品
練習のために買いそろえたものも、立派な投資です - 受けてきたコンサル・講座・セミナー
うまくいかなかったものも含めて足します - 学んできたマーケティング
集客や売り方を学ぶのに使ったお金と時間です - かかった年数
学び始めてから、今のやり方にたどり着くまでの期間です
こうして並べると、はじめは「たいした金額じゃない」と思っていた人でも、思っていたより大きな数字になることがほとんどです。
もちろん、足すのは実際にかけたものだけ。
あとで個別相談で聞かれても、そのまま説明できる数字にしておきます。
講師紹介スライドに入れる一文の型
「私はこの方法にたどり着くまでに、
◯◯年と、◯◯万円以上をかけてきました。」
ここがポイント講座代だけでなく、学校・材料・コンサル・マーケティングまで全部足す
経験年数と人数は「延べ」で数えて、切りのいい数字で出す
講師としてはまだ2年目なんです。
経験年数って、2年と書くしかないですよね?
人と関わってきた仕事を全部含めて数えてかまいません。
人数も「延べ人数」で数えると、実績がはっきり見えます。
お金と並んで講師紹介に入れたいのが、経験年数と関わった人数です。
ここでも、数え方で見え方が大きく変わります。
講師の肩書きが新しくても、対人サポートに近い仕事をすべて含めると、経験年数はかなり長くなります。
一言のアドバイスでも相手を動かしていたなら、関わった人数に入れてかまいません。
まだ実績のない見込み客から見ると、こうした数字は大きな社会的証明になります。
毎月通ってくれる生徒さんがいる場合は、「月の人数×12か月×年数」で延べ人数を出します。
たとえば、月70人が通う教室を18年続けていれば、それだけで約1万5,000人です。
カルチャー教室やワークショップの人数をざっくり1,000人ほど足して、「1万6,000人以上」のように切りよく出して大丈夫です。
歴史の長さも、「18年以上」のように並べて出すと信頼につながります。
経歴は数字で示すのが基本です。
たとえば「証券会社に10年以上、会計事務所に10年以上勤め、中小企業の相談に100社以上携わってきました」のように書くと、一文で積み上げが伝わります。
勤めていたころの写真や、相談している様子の写真があると、さらに信頼感が増します。
ただし、資格や経歴を全部載せる必要はありません。
見込み客が欲しいゴールにつながらない経歴は、外します。
数字が多すぎると、かえって何がすごいのか分からなくなるからです。
ここがポイント年数は対人の仕事を全部含め、人数は延べで。数字は切りよく「以上」で出す
見せる場所は2か所。講師紹介で数字、終盤で「それを省略できる」
かけた年数とお金は、講師紹介のスライドで1回見せれば十分ですか?
講師紹介で数字を見せ、終盤で「それを全部省略できます」ともう一度使います。
2回目のほうが、背中を押す力が強いです。
かけた年数とお金は、ウェビナーの中で2回使います。
1回目は、講師紹介です。
講師紹介は5〜6枚に収め、年数や人数などの数字は最初に見せてしまいます。
以前、講師紹介に10枚ほどかけたときは、そこで視聴率が落ちました。
5〜6枚に収めたら、視聴率が落ちずに保てました。
だから「かけた年数とお金」も、長く語らず一文と数字で見せるのがコツです。
2回目は、終盤の「自分にできるか不安」な人の背中を押す場面です。
ここで、講師紹介で見せた数字をもう一度使います。
「私がこれだけかけてきた時間とお金を、この講座では全部省略できます」
そう伝えると、講座を受ける意味がはっきりします。
このとき、選択肢を「一人で試す」と「一緒に試す」の2つに絞ると、話が長くなりません。
一人で試すなら、講師と同じだけの年数とお金がかかるかもしれない。
一緒に試すなら、その分を省略できる。
比べるのは、この2つだけで十分です。
| 1回目:講師紹介 | 2回目:終盤 | |
|---|---|---|
| 見せ方 | 「◯◯年と◯◯万円以上をかけてきました」と数字で | 「その年数とお金を、全部省略できます」 |
| 役割 | この人の話を聞く価値があると思ってもらう | 「自分にできるか不安」な人の背中を押す |
| 長さ | 講師紹介全体で5〜6枚。数字は最初に | 「一人で試す/一緒に試す」の2択で短く |
講師紹介を2回に分けて、冒頭は実績だけ・中盤はストーリーにする話は、セミナー・ウェビナーの自己紹介は2回に分けるにくわしく書きました。
かけた年数とお金の一文は、1回目の実績の中に入れると収まりがいいです。
ここがポイント講師紹介で数字を見せ、終盤で「それを省略できる」と同じ数字をもう一度使う
講座の値段は並べない。比べるのは「時間とお金」まで
「500万円かけた技術が、この講座なら◯万円!」って見せたら、お得さが伝わりませんか?
それはおすすめしません。
ウェビナーでは講座の値段を言わず、比べるのは「かけた時間とお金を省略できるか」までにします。
かけた年数とお金を出すと、つい講座の値段を横に並べたくなります。
でも、私はこの見せ方をしません。
理由は2つあります。
1つ目は、値段を言った時点で視聴を止める人が出るからです。
たとえ5万円でも、人によっては「今の自分には無理」と思って、そこで見るのをやめてしまいます。
個別相談の数を増やしたいなら、具体的な金額は言わず、個別相談で価値を高めきってから伝えます。
そのあとなら、同じ金額でも痛みはずっと小さくなります。
2つ目は、「◯◯万円の価値が、今だけ◯万円」のような見せ方は、二重価格に見えてしまうからです。
私の講座でも受講生さんの講座でも、この見せ方は使わないと決めています。
かけた年数とお金は、あくまで「これだけの時間とお金を省略できる」という価値の話として使います。
ウェビナーで値段を言わず、何をどこまで伝えるかは、セミナーセールスで商品紹介はどこまで?にまとめています。
個別相談での値段の出し方は、高額商品の売り方もあわせて読んでみてください。
ここがポイント合計金額の横に講座の値段は置かない。伝えるのは「省略できる」価値まで
よくある質問
Q. セミナーの講師紹介スライドには、何を入れればいいですか?
A. 経歴や実績の数字に加えて、その技術にたどり着くまでにかけた年数とお金の合計を入れます。
「この人は人生でこれだけ投資してきた。それを短い期間で手に入れられる」と感じてもらえます。
Q. かけたお金には、何を含めればいいですか?
A. 直接払った講座代だけでなく、学校や大学の費用、材料費、備品、受けてきたコンサル、学んできたマーケティングなど、間接的に使ったものもすべて含めます。
足すのは実際にかけたものだけにします。
Q. 講師になって日が浅いと、経験年数が短くなってしまいます。
A. 対人サポートに近い仕事をすべて含めて数えてかまいません。
関わった人数も延べ人数で数えると、実績がはっきり見えます。
Q. 延べ人数は、どう数えればいいですか?
A. 毎月通う人は「月の人数×12か月×年数」で出し、単発のワークショップなどの人数を足します。
「1万6,000人以上」のように、切りのいい数字に「以上」を付けて出します。
Q. 講師紹介のスライドは何枚くらいがいいですか?
A. 5〜6枚が目安です。
10枚ほどかけると、そこで視聴率が落ちやすくなります。年数や人数などの数字は、最初に見せてしまいます。
Q. かけたお金と講座の値段を並べて、お得さを見せてもいいですか?
A. おすすめしません。
値段を言うと視聴を止める人が出るうえ、「◯万円の価値が今だけ◯万円」のような見せ方は二重価格に見えてしまいます。
伝えるのは「その時間とお金を省略できる」という価値までにします。
まとめ
- 講師紹介の主役は、肩書きより「かけた年数とお金の合計」
- 合計には、学校・材料・コンサル・マーケティングまで、間接的に使ったものも全部入れる
- 経験年数は対人の仕事を全部含め、人数は延べで。切りよく「以上」で出す
- 講師紹介で数字を見せ、終盤で「それを省略できる」ともう一度使う
- 講座の値段は横に並べない。伝えるのは「省略できる」価値まで
学校のお金も、道具代も、受けてきたセミナーも、全部書き出してみます!
思っていたより大きな数字になりそうです。
勉強になりました!次は何を読めばいいですか?
数字がそろったら、講師紹介を入れる場所と、ウェビナー全体の順番を決めましょう。
講師紹介をどこで何分話すか迷っているなら。冒頭は実績だけを2〜3枚・30秒、共感は中盤に3分で話す分け方はこちら。
セミナー・ウェビナーの自己紹介は2回に分ける|冒頭は実績、共感は中盤に3分
7分の自己紹介を3分にしたら、個別相談が入り始めた実例つき。
記事を見る →値段を言わずに、終盤で何を伝えればいいか知りたいなら。「選び方の基準」と3ステップだけを伝える順番はこちら。
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講座の話は「どうしたら受けられるの?」が出てから。
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1本のウェビナーで個別相談が入る流れを、無料の動画で公開しています。
自分のウェビナーと見比べながら、順番を確かめてみてください。
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